夜の散歩 赤坂


画像

赤坂の弁慶橋で待ち合わせをしました。
なんといっても、赤坂プリンスホテルのクリスマスイルミネーションを見たかったからです。
宿泊客のいる部屋も消灯してくれれば、もっときれいでしょうね。
何とかならないものでしょうか。
来年には赤プリも新築だか改築だか、とにかく見納めが近いようなので、見逃す手はありません。
バブル期には何の恩恵も受けていないけど、あの頃の真夏のプールが懐かしいです。


画像

連れと合流して、一ツ木通り方向へ移動します。
途中、真っ白な国産の高級車(たぶんセンチュリーかプレジデント)が目の前に停まりました。
歩くにはちょっと邪魔です。
ドアが開きそうなので、少し避けて車の横まで来ると、若者が駆け寄って、突然ドアを開きます。
降りて来たのは、なんと、由紀さおりさんでした。
目の前1メートルの至近距離です。
美人で白い肌がきれいで、上品でスタイルが良くて、思わず息を飲みました。
「夜明けのスキャット」を買ったのは、まだ発売直前で、レコード店に予約を入れたことを覚えています。
ラジオの深夜放送から火がついた、衝撃的なデビューでした。

由紀さんは目の前の高級そうな、某飲食店に消えました。
やはりここは天下の赤坂。
芸能人を見る確率はかなり高いようです。
いつまでも変らぬ美声を、これからもずっと聴かせて欲しいですね。
一層のご活躍を願っています。


画像

どこかで食事をしようと、TBSの旧社屋前まで来ました。
マキシムがあります。
「ここにしようか」
クリスマスも近いし、年に一度くらいは贅沢をしてもいいじゃないかと考えます。
「敷居が高いんじゃない?」
そう言われれば、確かにその通りです。
「でも年に一回だよ」
「自分の格好を見てみなさいよ」
あ、ジーンズにブルゾンです。
予約も入れてないし、ユニクロ&無印良品コーディネイトでは、「シッシッ」と追い払われるのがオチでしょう。
かつて、数寄屋橋のマキシムに行った(ウン十年前)ときには、ビシッとスーツでキメて入りました。
ところがスーツもネクタイも嫌いだし、おまけに革靴と腕時計も嫌いではサラリーマン失格で、ファッションだって限定されていくのですね。
何だか、歳を取るごとに、我が人生は落ちぶれていくようで、無駄な反省をしてみます。
(ーー;)


画像

旧社屋横に回ると、何をイメージしているのか不明ながら、イルミネーションがきれいです。
周囲を見回せば、若いカップルばかりで、
(ああ、場違いなところに来てしまった…)
と後悔します。


画像

イルミネーションのトンネルを抜けると、目の前はTBSの正面です。
社食を利用できないかと考えますが、入館には煩雑な手続きが必要でしょうし、コネもないので確実にOff Limitでしょう。
入るつもりもありませんけどね。


画像

その場で振り返ると、きれいな月が出ています。
月がとっても青くないから、遠回りしないで、気軽に食事が出来るお店を探します。


画像

結局、そこそこリーズナブルなイタメシ屋(死語?)でスパゲッティ(おじさんは口が裂けても『パスタ』などとは言いません)と、ピザ(おじさんは、口が曲っても『ピッツァ』などとは言いません)と、シーフードサラダ(おじさんは気まぐれなので、今回は『魚介と生食可能野菜』とは言いません)でおなかいっぱいになり、また赤坂見附の交差点に戻ったのでした。
もう一度、赤プリのイルミネーションを、しっかりと目に焼き付けたかったのです。


画像

再び弁慶橋まで戻ると、多くの人が写メに収めていました。
改築か新築かは分からないものの、有名な旧館は取り壊さず、そのまま残すとも聞きました。
よかったです、安心しました。
旧館は、これもまたウン十年前、結婚式にお呼ばれした折に、建築の素晴しさに感激したことを鮮明に覚えています。


画像

私の青春の原点ともいうべき、ジャッキー吉川とブルー・コメッツのアルバムにも、この旧館が登場します。
いずれは重文になる可能性がある建物ではないでしょうか。
後世に残すべき名建築だと思います。


画像

話は脱線しますが、誰にも、繰り返し何回聴いても、決して飽きることのない曲ってあるでしょう。
私の場合は、ブルー・コメッツの「青い瞳」(英語バージョン)のB面に収録されている「青い彗星」です。
タイトルでも分かるように、彼らのテーマミュージックで、作曲は、今は亡き井上忠夫(大輔)さんです。
素晴しい曲を、たくさん残してくれましたね。
残念な最期でしたね。
そして奥さんも…。
ジャケットの背景は、迎賓館のようです。


画像


http://www.youtube.com/watch?v=zB_p93JEQzU


私が連続で100回聴いても飽きないこの曲は、元気を出したいとき、そして長距離ドライブをするときには、絶対に欠かせないのです。
たとえ、東名を名古屋まで走るにしても、最後までエンドレスで聴き続けられるでしょう。
そのくらい、昔から愛してやまない、青春の一曲なのです。
かつて「この曲をコピーしたい!」と思った時期もありましたが、ギターの三原綱木クンのテクがすごくて、簡単に諦めました。
他のメンバーも、みなさん素晴しい技量の持ち主ばかりです。
もし神様が、井上忠夫さんを元気な姿で戻して下さるなら、絶対に演奏して貰いたい曲です。


画像

紀之国坂を少し歩くことにしました。
何度も振り返って今回限りのイルミネーションを惜しみますが、裏に回って、遂に視界から消えてしまいました。
残念ながら手前は首都高速4号線、それでも真上には冬の月。
一方、私の背後は迎賓館へ続く赤坂御用地の森。
淋しい場所ですが、ちょっとすてきな組み合わせですね。


画像

散歩がてらにニューオタニまで来ると、井伊様のお屋敷跡の碑を見つけました。
ここが上屋敷だったのでしょうか。
雪の降る朝、ここから駕籠で桜田門へ向かったのでしょうか。


画像

ニューオータニ前まで来ました。
こちらのイルミネーションも、なかなかきれいです。
今回は「きれい」を連発していますが、ホントにきれいなのです。
マキシムは無理でも、ここのレストランなら、ぎりぎりセーフのような気がします。
って、もう満腹ですが…。


画像

ここまで来たら、四ツ谷まではわずかな距離なので、散歩を続けることにしました。
すると今度は尾張徳川様のお屋敷跡の碑に遭遇。
ちょっとした、大名屋敷巡りのような塩梅です。


画像

上智大の横を通り、四ツ谷駅に出ました。
歩いた距離は短かったものの、満足できた散歩でした。
駅近くの洋菓子屋さんで温かいコーヒーとケーキを頂いて休憩し、混雑するJRで帰宅。
夜に都心を歩くのも、なかなか面白いものだと、東京を再発見しました。


ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 2

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス

この記事へのコメント

Dr.イッコー
2010年12月19日 09:27
もう東京に憧れる年齢ではありませんが闇に浮かぶ
「光の海」を漂いたいと気持になりました。
思わず管理人さんの手を握ってしまいそうで怖い・・・
豆太郎
2010年12月19日 22:04
東京は当地では見られない様々な名所旧跡やイルミネーションで溢れているんですね。ちょっと羨ましくもあり、また東京出張が楽しみになりました。
『夜明けのスキャット』は私も買いました。
時代を感じさせるものの、ブルコメの『青い彗星』もノリが良くて、かなりの名曲、名演奏ですね。
管理人
2010年12月21日 09:54
ドクターなら手を握られても構わないです。
すべて許してしまいそうで怖い…。
(*^_^*)

「青い彗星」を気に入って頂けて嬉しいです。
生涯に一度、こんな曲を作れたら本望なんですけどね。
努力しても叶わないのが「才能」だと理解しました。
(^^ゞ
2020年01月
         1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31   

過去の記事

テーマ別記事

最近のコメント

QRコード