近道


津南から秋山郷最奥の切明までの国道405号を通称「秋山街道」と言いますが、見玉の先、清水河原という所から左に上がって行く「東秋山林道」があり、県境の大赤沢へ短絡できます。
目立つ標識はありませんが、隘路の国道より走りやすく、お勧めの道です。
ただし冬季は途中の見倉集落までしか除雪車が入らず、春の自然融雪の時期まで通行止めが続きます。

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最後まで工事が続いていた見倉トンネルが完成し、東秋山林道が全通した時はあまりの便利さに感激した。
このルートは本来の草津街道とも重なる部分があり、鈴木牧之の「北越雪譜」にも登場する見倉や中の平を経て南へ向かう。
江戸時代のその頃から清水河原が秋山郷の入口と捉えられていたようで、
『ほふそふあるむらかたのものはこれよりいれず』
との札が立ち、栃の大木には注連縄が張ってあったらしい。
疱瘡を病んでいる人は、ここから先へ立ち入ってはいけないということだ。
今は誰でも車で簡単に往来できる秋山郷も、かつては外界から隔絶された土地であり、その当時の様子は牧之の筆に詳しい。

さて、この東秋山林道だが、完全舗装されているせいか、大型車通行不可にも関わらずダンプの通行が多い。
国道より道幅も広く、時間も短縮できるので利用したくなる気持ちは良く判る。
だが、すれ違いに失敗して側溝へ脱輪した乗用車があったと聞いた。
退避可能なスペースも多いので、瞬時の判断ミスや運転技術の未熟さがあったのかも知れない。
決してダンプ側を庇っているのではない。
声高に規制を叫んだところで、走ってみれば現にダンプと対向する。
要は、山道を走るにはそれだけの技量が欠かせないという当り前のことだ。
こちらが退避して大型車に道を譲ると、相手の十人中九人までが丁寧に挨拶をする。
平地ではあまり考えられないことである。

繰り返しになりますが、決して大型車の通行を容認しているのではありません。



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