テーマ:読書

ひとり

やるべきことをやって、ファミレスでモーニング。 たまらなく独りになりたい時があって、でもままならず、こうしたわずかな独り時間を確保できることが幸せ。 食べ終わって約30分、持ち込んだ本を開き、これがささやかな楽しみでもある。 このところの読書は、数十年振りにシェークスピアなんぞを読み返し、初夏の夜の慰めにし…
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看取りの指針

 目が覚めて昨日と同じ体調を確認する安堵するお茶にする   時雨亭 起きてお茶淹れてご飯にして薬を飲ませて、それでもまだ朝の6時。 うーん、と伸びをして深呼吸。 すると、都心はこんな匂いだったかなと、普段は気にも留めなかったことに気づく。 以前は6時半になったらラジオをつけてラジオ体操させていたのだが…
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バカなの?

バタンキューなら良いのですが、眠りに入るまで時間がかかります。 目を閉じてじっとしているのも何だか時間を無駄にしているようで面白くなく、そこでベッドの中で少しだけ読書しましょ、となるのですね。 およそ四半世紀前に八重洲ブックセンターで購入したファーブル昆虫記。 完訳で全10巻の文庫本です。 ところが買ってから25…
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山の日

この時期、民族大移動で東京はやや快適になった。 それでも適正人口はまだ過剰だから、皆さん、もっともっと故郷を目指して東京から離れましょうね、とつぶやいたりしている。 それでも居残る人はいるようで、そんな人は自宅でまったりして帰省ラッシュのニュースでも観て笑いましょう。 個人商店も盆休みの張り紙を出している場合が多いけれど、…
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隅田川を渡りながら、こう考えた

遠くない時期、それが半年か一年か二年先かわからないが、この小さな町の一角に住むことになるとイメージすると、どうにも気が進まない。 都心の一等地でありながら、典型的なこの下町では、向こう三軒両隣との付き合いが欠かせず、それが正直、煩わしくもある。 おかずを少し余分に作り、それをお裾分けするのは当然のことで、事実、「ちょっと…
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生前整理で見つけた文庫本

遅々として進まぬ実家の生前整理。 二階の奥の院(勝手にそう呼んでいる開かずの納戸)の茶箱を渾身の力で引きずり出すと、古書などが大量に出現する。 その中で気になる一冊が目に止まった。 せつ子伯母が購入した徳富蘆花の岩波文庫。 「削除済」のシールに「時代」を感じる。 昭和十五年に十二刷、その年に購入…
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あなたは腹の底から真面目ですか

夕刻から降り出した氷雨に、意識して打たれながら病院を出た。 激しく落ち込み、動揺している。 奴の最初の脳梗塞は二年前だった。 そして今年、二度目をやってしまった。 一般的に、二度目は極端に生存率が低い。 それを奴は持ちこたえている。 それだけではない。 現在、前立腺がんのステージ3で、余命も区切られ…
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「昭和1ケタ生まれとして」 永六輔

早いもので、今日は永六輔さんの一周忌です。 VHSのビデオテープに、1999年1月に放送されたNHKの「視点・論点」が残っていました。 永さんの言葉を、忠実に文章に起こしてみました。     「昭和1ケタ生まれとして」  1999年1月11日放送 永六輔、生年月日は1933年、昭和8年4月10日生まれです…
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平安時代のあいうえお作文

授業で誰もが習ったものの、古文が苦手だった方はうんざりするでしょうが、「折句」を代表する以下の歌がありました。 唐衣 着つつなれにし つましあれば はるばるきぬる 旅をしぞ思ふ 思い出しました? 折句って何だっけ、と、「折句」がわからない方には、今度は平仮名にしてもう一度。 からごろも きつつなれにし …
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小諸なる古城に摘みて濃き菫

小諸の春はまだ浅く霞み、千曲川は緩やかに流れる。 懐古園を逍遥すれば、藤村を思うのは自然なことで、私もひととき遊子となる。 時間は変化を測る尺度だから、小諸時代の藤村が訪ねた千曲川や懐古園や中棚温泉など、目に映るすべてが現在とは違っていたはず。 半眼で透視を試みれば、どことなく当時の光景が浮かぶような気になる。…
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市人に交わるは、山翁を友とするに如かず

正月も明日で松が取れる。 その前に、新年の挨拶をしなければいけないのが、民宿「もっきりや」の主人、ヨシフミッチ・モッキリヤーノフこと、長谷川好文氏である。 こちらからは厄介だが単純な理由で賀状を出せないけれど、毎年、手書きの悪筆の賀状が届く。 その返礼を込めたけじめである。 豪雪地帯で山籠りをする彼は、すでに67歳。…
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遠くへ行きたい

ここ数年の永六輔さんの様子から、ある程度の覚悟はしていたが、ついにこの日が来てしまった。 小沢昭一さん、野坂昭如さんに続き、これでアプレゲールの中年御三家が完全に消滅してしまったのだと、訃報に接してしみじみ思う。      講演には十数回ほど出掛けただろうか。 過去にその二回をブログに上げたけれど、いつも感じていたの…
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薔薇屋敷の隣で

住宅街を移動がてらの散策中に、素敵なお宅があった。 薔薇屋敷と呼ばれているのかは知らぬが、勝手にそう名付けた。 ここまで咲かせるには手入れも大変だろうし、ご近所の方々も楽しみにしているだろうし、それが自慢でもあるのだろうし、他にも、こうして通りすがりの私の目を楽しませてくださる優しさや心意気のようのものまで感じて、何だか…
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羨ましくない、こともない、かな?

もう何年も前に赤い球がコロンと出て、私の「男」としての「人性」が終わった。 だからそっち関係の関心もなくなって清々している。 強がってんじゃねえよ、との声も聞こえて来そうだが、事実である。 久し振りに日本書紀を読んでいると、以下の記述に目が留まった。 小林我引入為人面不知家不知 (ヲバヤシニ、ワレヲヒキイレテ、…
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方丈記

旧暦に直せば今日8月7日は七夕。 よって各地で七夕祭りが行われている。 しかし連日の猛暑で息は絶え絶えで、過呼吸になりそうだ。 内臓まで煮えくり返り、歳のせいもあるがエアコンが欠かせなくなった。 「たなばた」はもともと棚機で、機織りの技術を指した言葉なのだと思うが、いつの間にか織姫は琴座のベガになり、牽牛は鷲座のアル…
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我がメルクマールだった鶴見俊輔

鶴見俊輔が今月20日に逝った。 93歳だった。 2007年7月30日には小田実が逝き、2008年12月3日には加藤周一が逝っている。 鶴見の著書「悼詞」には二人への丁寧で誠実な弔辞が録られてあり、交友の深さを改めて知ることができる。 理路整然と眼光鋭く語る姿には、人を射竦めるほどの鋭い切れ味があった。 共産党員…
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天城越え

物ごい旅芸人村に入るべからず 川端康成の伊豆の踊子を読むと、主人公の「私」と踊子一家が湯ヶ野から下田へ向かう途中に立札がある。 読み方によっては物乞いをしながら流浪する芸人、と理解できるし、物乞いと芸人の双方、とも読むことが可能だ。 小説では、踊子一家が何の屈託もなく下田街道を進んでいるので、前者と理解して良いのだろうが、…
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友は失われた大陸の端っこに行く

友人と昼食を共にしていたら、年末年始を利用してグアムに行くという話を聞いた。 寒い季節に暖かい場所で過ごすのは、さぞ快適だろうと、温かい坦々麺と半チャーハンを食べながら思った。 でも正月料金で、閑散期より費用はかかるし、果たして南の島で正月気分は味わえるのだろうか。 私なら、どうせ高いのなら、国内の温泉地で正しい日本の…
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他山の石

毎晩、ベッドの中で本を読みながらでないと眠りにつけない。 活字中毒というほどでもないのだろうが、それが習慣になっている。 けれど久し振りに読みたいと思う本が見当たらないのだ。 そこで今回はオー・ヘンリーの短編集。 お馴染の「賢者の贈り物」や「最後の一葉」などは誰もが一度は読んでいるか、もしくは内容程度は知っている、世界的…
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辺見庸 「瓦礫の中から言葉を」

辺見庸といえば芥川賞の「自動起床装置」と講談社ノンフィクション賞の「もの食う人びと」の二冊しか読んだことがなかったが、昨年四月、Eテレ「こころの時代」を見て、その時の番組タイトルである「瓦礫の中から言葉を」と同名の著書を見つけたので購入した。 寝つきは良い方だが、ベッドにもぐり、一気に読了した内容だった。 Eテレの内容は…
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アタオコロイノナ

北杜夫の訃報に接して、改めて著作を読み直してみた。 押入れのダンボールに死蔵されていた文庫本も引っ張り出してみれば、およそ20冊以上はあった。 北杜夫と出会ったのは、中学一年の頃だった。 もちろん誰もがそうであるように、最初に手にしたのは「航海記」であった。 冒頭からのけぞった。  マダガスカル島にはアタオコロ…
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正直者の暴言

三月の中頃だったろうか。 多摩川の土手で、野生のセリを根付きのまま数本だけ摘んだ。 帰っておひたしにすると、口の中に春の香が満ちた。 根はしばらく水に浸けて置くと、またひこばえのような可愛らしい芽を出し、小さな葉をつけた。 そのまま放置していたら、たくましく成長し、このようになった。 なったところで、また食…
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何となく今年はよい事あるごとし

午前零時を回り、年が明けました。 日付けが替わったことに気付いたのは、零時を二十分程度過ぎた頃で、事務仕事に没頭して独りで当直勤務をしていると、時間を忘れるようです。 経費節減で、どこもかしこも厳しい年末年始でしょう。 こちらも事務所のエアコンを止めているので、暖房はデスクの足元に置いた電気ストーブだけです。 それでも足が温…
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セッちゃん

風は少々あるものの、今日はポカポカ陽気の、典型的なインディアンサマーでしたね。 短い秋ですが、自然からの贈り物でしょう。 行き過ぎた猛暑を反省してか、それともスタンバイ完了の冬将軍の姿をカムフラージュするためか、いずれにせよ、貴重な小春日です。 Mさんが出張で上京しました。 お互いに時間を調整して、一緒にお昼をともにしま…
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賢くない中年

約二十年振りくらいに、會津八一の文庫本を開いた。 あまり面白くない随筆だが、他に読みたい本がなかった。 しかしその中で、奈良をテーマにした部分だけは興味深く読み返した。 それは斑鳩に触れた個所で、読みの「イカルガ」から、鳥の「イカル」の考察に終始していて退屈だが、それでも、私は相変わらず奈良が好きなんだなと、改めて思っ…
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いびります

付き添いでしばらく某病院内にいた。 待つ間、食堂で昼食を済ませるのだが、メニューの品数が少なく、否応なしに食べるものは限られる。 なおかつ、お昼を大きく回っていたので、売り切れがほとんどで、出来るものはこのチャーハンだけだと言われた。 仕方ない…。 明らかに冷凍チャーハン(ピラフ?)を炒めたものだ。 悲しいかな…
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おい地獄さ行ぐんだで!

まだまだ世間では蟹工船ブームが続いているらしい。 一昨年のリーマンショック以来の社会不安から火が点いたのだろうが、いったい誰が読んでいるのか、だいたい見当がつくようで、実は正直なところ判らない。 ブームというからには、いつかこの現象も消えていくのだろうか。 しかし一過性の軽薄な流行とは違い、閉塞感に息の詰まるような世情…
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我が心のサリンジャー

今日、サリンジャーの訃報を知った。 米作家サリンジャー氏死去=「ライ麦畑でつかまえて」 1月29日5時59分配信 時事通信  【ニューヨーク時事】小説「ライ麦畑でつかまえて」(1951年)で知られる米作家J・D・サリンジャー氏が27日、北東部ニューハンプシャー州の自宅で老衰のため死去した。91歳だった。家族が28日…
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ともだち

年に一度、年賀状だけのやり取りだった友人と数年振りに会った。 近況を知らせ合い、互いの暮らしを語り合う。 積もる話は山ほどあった。 懐かしさと温かさに胸が熱くなる。 再会を約して別れた帰りの電車。 昔読んだ、矢沢宰の詩が浮かんだ。     < 本当に > 本当になって 話をきいてくれると そのうれしさに…
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我がヰタ・セクスアリス

少年はどうしたんだろう。 少年の中で何かが変わり始めている。 去年の秋からこの初夏にかけての息苦しさと戸惑い。 勉強もクラブ活動もうわの空の毎日。 通学の電車は今日も蒸し風呂。 でもそんなことはどうでもいい。 問題はこの落ち着かない胸騒ぎ。 女の人の匂いや、ノースリーブの白い腕。 偏差値に一喜一憂の教室。…
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