テーマ:思い出

我が良き友よ

4月4日の中野。 昨年の12月12日以来である。 その時は約40年振りに懐かしい旧友と再会を果たし、帰り際には感涙に咽びながら次回の約束をして別れた。 年が改まればすぐにでもまた会おうなどと言ってしまったが、こちらの都合で予定が立て込んで年度末までどうにも身動きが取れず、やっと今日に至った。 私の不徳の致すと…
トラックバック:0
コメント:8

続きを読むread more

君かんばせのいとおしき

毎年8月10日になると、ああ、あの人の誕生日だなと思う。 もう30年も逢っておらず、これからもきっと逢うことはない。 歳を数え、もうそんな年齢になったかと、自分の年齢を棚に上げて感傷に沈む。 思い出すこと自体が無いから、たまさか夢に現れると驚き、そのままストーリーを反芻して甘美なひと時に身を委ねてしまう自分がい…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

ご先祖様

壮大な叙事詩の始まりのような太陽が昇った。 慌てて窓辺にソファーを引き寄せ、イヤホンで姫神の「秀衡のテーマ」を聴きながら、しばし濃尾平野を照らす暁光に見入っていたら、訳のわからぬ涙が出そうになった。 歳のせいである。 方角は恵那山方向だが、そのずっと手前、多治見の辺りと見当をつけたものの、中部地方の地理に疎いので、…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

一芯二葉

「八十八夜の別れ霜」に対して「九十九夜の泣き霜」という伝承がある。 折しも季節はその八十八夜と九十九夜の、ほぼ中間の頃合いである。 様々な作物の芽が出始める時期で、その象徴ともいえるのがお茶とされている。 ここ数十年は主としてコーヒーばかり飲んでいたので、たまにはじっくりと新茶を味わいたいとの思いが膨らむ。 熱いお茶もい…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

お前がこっちに来い!

ハロウィンの馬鹿騒ぎが終わったと思ったら、今度はクリスマスである。 またそんな季節が来たのだな、と横目で見ているだけである。 バレンタインデー、ホワイトデーなども然り。 それに国内では恵方巻なども関西から参戦して、商人たちが商魂たくましく稼ぐ機会が増えた。 まあ、それで経済がうまく回れば良し。 でも、こちらには無関…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

東京ではコスモスが咲き始めました

長月に入って風が変わった。 季節は、どうしようもなく自然に忠実だ。 夜は秋風が沁みる。 昔、ある女性に「コスモスみたいだね」と言ったことがある。 彼女は褒め言葉と捉え、大喜びだった。 軽いアイロニーのつもりだったのだが…。 自由奔放に生きている姿が、そう映ったのだ。 異性を恋愛対象として見なくなった最初の女…
トラックバック:0
コメント:6

続きを読むread more

三歩歩いて忘れたい

その昔、認知症の身内の女性を、看取るまで介護したことがある。 もちろん他の身内も協力はしてくれたけれど、まだ一般的には「痴呆症」と呼ばれていた時代で、介護をするにも暗中模索の日々だった。 薄々、どうもおかしいと思っていた。 しかし「ボケたんじゃない?」などと言おうものなら烈火の如く怒るし、ずるずるとそのまま一年が過ぎた。 …
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

恥の多い生涯を送って来ました

これは太宰の「人間失格」の中の有名な文章だが、我が人生も、今まで恥の連続だった。 と、過去形にするほど僭越ではいないけれど、今でも恥をかくことにかけては人後に落ちぬ自信はある。 まあ、ここで威張っても恥の上塗りをすることになるので、ほどほどでやめよう。 この季節、秋を思わせる雲に出会うと、必ずといっていいほど思い出すこ…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

ジェラシー

コロラドがない…。 数十年振りに西武新宿線の小平駅に降り立ってみれば、駅前に高層マンションが建っているくらいで、後はほとんど昔のまま何も変わってはいない。 ただし、喫茶店の「コロラド」がない。 当時、「コロラド」はチェーン店だったと記憶していて、どこの町でも見かけたものだが、そのチェーン店自体が無くなったのだろう。 二階…
トラックバック:0
コメント:3

続きを読むread more

あの頃

日比谷の帝劇から移動しようとすると、地下鉄か都バス、あるいはJR有楽町駅の選択肢がある。 東京駅へ行きたいので、どれも一区間。 ならば徒歩という方法もある。 一時期の寒さも若干やわらぎ、丸の内を歩いて東京駅に向かった。 この界隈は、遡れば日比谷入江と呼ばれ、江戸時代には埋立地だった場所で、南北の勘定奉行所や評定所が置かれ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

あんぱんからの連想ゲームのようなお話

小田原へ行くと、また「守谷のパン」であんぱんを買ってしまう。 以前に3回も4回も書いたことだから、また寄りましたよ、とだけ記すけれど、3回書けば、書かないで買いに出掛けたことは、100回もあるのかも知れない。 それはともかく、今回もあんぱんと揚げあんぱんを買ってしまった。 どうも購買行動がパターン化してしまっている。 それで…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

人生の岐路は11月29日だった

人間には誰にも人生の岐路があり、それは突然の選択を迫られたり、自分でも知らぬ間に分岐点の片方を無意識に進んでいたりする。 運命論者ではないから、それが必然の帰結とは思わないが、やがて日が経ち、人生を振り返った時に、後悔や感傷のさざ波に揺られることがある。 それが今日だ。 その今日は昔の「今日」であって、もう指折り数えるのも面倒…
トラックバック:0
コメント:1

続きを読むread more

大人の事情

諸般の事情を鑑み、考慮して、今回はイニシャルを多用して書きます。 今でこそ、テレビはニュースとドキュメント、後は仕事上必要な情報として、Eテレの福祉ネットワーク、きょうの健康、そしてサイエンスZERO、地球ドラマチック、ETV特集程度(結局、ほとんどEテレ)しか観ませんが、若い頃はドラマなども夢中で観ていた時期があります。 …
トラックバック:0
コメント:3

続きを読むread more

青函連絡船「羊蹄丸」その2

24年前と同じ場所に立つと、当時のことなどがあれこれと思い出されます。 数え切れないほど青函連絡船には乗りましたが、終航の年は3回乗船したうち、2回が羊蹄丸でした。 この船もどこかに売却されるとか…。 入札価格は0円とのこと。 誰が落札したのかは不明ですが、スクラップにならず、またどこかで見学できることを願っ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

疲れたけど、もうひと頑張り

ずっと「江戸東京たてもの園」を歩き続けて来ましたが、もう疲れました。 同時に、それをこうしてブログにする作業も同様で、さすがに今回で終わりです。 東京を留守する間に、相棒に頼んで順次アップしてもらって(たぶん順調にいけばの話だけど)いるはずで、今回のアップが終る頃には、私も帰京しているはずです。 PCに向かえない期間くらいは、…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

江戸東京たてもの園 センターゾーン

高橋是清邸を出て、隣接する西川家別邸に向かう。 頂いたパンフレットには、北多摩の昭島から移築されたとある。 それが赤坂から多摩霊園、そしてこの地へ移された是清邸の隣にある理由は分からない。 外観から想像するに、たぶん建築様式が似ているという、それだけのことのような気がする。 とにかく中へ入ってみよう。 玄関…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

憧れのお酒 好奇心の煙草

カセットテープはいつの時代に登場したのだろう。 もちろん、カセットテレコも同時に発売されたはずだ。 小学校高学年か中学低学年の頃だろうか。 親にテレコを買ってもらい、いろいろな音楽を聴いた。 そのうちに録音機能のついたテレコが発売され、今度は自分の声を録音してみた。 誰もが驚いたに違いないのだが、これが自分の声なのかと…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

休日の雨

予報通りにやって来た猛暑に、 「どうしよう、扇風機を出すか」 と迷っているうちに、これまた予報通りに昨日は気温が下がり、ホッとした。 エアコンはもう少し、まだ我慢する。 もちろん節電を意識してのことだが、被災地の人たちのために、というのは間違いで、そこに関係性はない。 関係があるのは、あくまで原発事故の影響というだけの…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

今度逢えたら

       雨でぬかるんだ駅前        客待ちのタクシー        少女は赤い傘をさして        電話ボックスの横でぼくを待つ        ポイント故障のローカル線        ぼく 五分遅れてしまった        でも 逢えてよかった  …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

遠い春

朝、出掛けに、 「今日は少し贅沢をしよう」 と、さほど根拠のない決意で仕事に向かった。 ところが夕方になって気がつけば、お昼はワンコインで済ませていた。 仕事は夜まで続くのだが、例によって途中でサボり、お茶することにした。 (ここで贅沢をしなければ…) 強迫観念のようなものがあって、ちょっとお高い喫茶店に入る。 …
トラックバック:0
コメント:4

続きを読むread more

淡彩の風景

     力のない日だまりに 風花がちらついて      ぼくのこころの庭に 冬将軍が偵察に来た      たっぷりと寝坊した休日 寝起きの紅茶を喫む            挫折など怖くなかったぼくが歩んだ道      その道を振り返る痛みを忘れない      若さにまかせた暴走 その…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

親父の涙

        『 親父の涙 』                                                           Dr.イッコー お年頃の娘さんを持つ友人と飲みに行くと、決まって聞かされる愚痴がある。 『娘のために夜遅くまで汗水流して働いているのに、口もロクに聞いてくれな…
トラックバック:0
コメント:8

続きを読むread more

思い出はいつも僕の隣にいる

「佐賀」という文字には、敏感に反応してしまいます。 それは親友の出身地だからで、通り過ぎることは出来ません。 思えば、彼が帰省するたびに、唐津や伊万里の焼き物を、お土産に買って来てくれました。 安物ではなく、かといって高級すぎる物でもなく、こちらがぎりぎり遠慮せずに受け取れる範囲の物ばかりでした。 花瓶、一輪…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

君が好き

午後から仕事に出たものの、事務所があまりにも賑やかなので、真剣に読み込まなければならないファイルを抱えて、行きつけの喫茶店へ避難した。 フレンチトーストとコーヒーを注文して、しばし書類に没頭する。 それは難しい論文のようなもので、なかなか内容が頭に入らない。 コーヒーのお替わりをして、やっと読み終えた。 伸びをして、ふと…
トラックバック:0
コメント:6

続きを読むread more

ターミナルを横切って

新宿で人と合い、食事とお茶をしながら仕事の話を終えました。 別れて外に出ると、秋の真っ最中にも関わらず、肌寒く、すっきりしない天気です。 ちょっと薄着で来て失敗だったかなと、肩をすぼめて空を見上げて大気を吸い込んだら、肺の奥まで冷気が満ちて、しばらくその場に佇んでいました。 思い出しました。 私が立っているこ…
トラックバック:0
コメント:4

続きを読むread more

鈴懸の径

未明に帰宅して入浴を済ませ、しばらく雨を眺めていました。 ふと思い立って、古いLPレコードをかけます。 何だか、泣きたくなるほど懐かしいですね。 元々は灰田勝彦の三拍子の歌、それが鈴木章治のアレンジにより、インストとして大ヒットしました。 私はどちらも知りませんが、私の親世代には馴染みの曲でしょう。 それが、い…
トラックバック:0
コメント:2

続きを読むread more

もう半年 まだ半年

仕事で横須賀へ行くのは久し振りだった。 車で海自の基地横を通り、たまにここへ仕事で訪れる友人は、今日、来ているのかな、などと考えながら、残暑に炙られつつ、通過した。 と同時に、「今日」のこの日も考えていた。 親友が亡くなって、今日で、ちょうど半年になる。 半年前の2月26日の、あの日、そして前後の数日が、鮮明に記憶に…
トラックバック:0
コメント:4

続きを読むread more

喫茶店再オープン

午後の数時間を空けて、二十三年振りに再オープンするという、埼玉県某所にある身内の喫茶店へお祝いに出掛けた。 なぜ今日なのかと思ったが、大安だったことに気付いた。 元はといえば、亡き兄が副業で始めた店だった。 某私鉄駅から徒歩10分と立地は悪かったが、そこそこ繁盛していた。 近くには高校も大学もない場所にも関わらず…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

旅情を刺激してくれる人

下北半島を旅行中のMクンから着信がありました。 恐山にいるようです。 気温は23度とか。 東京の猛暑に息も絶え絶えで、今夏の体力をすでに使い切ってしまった感のある私には羨ましい限りです。 秋に登場する「いたこ」さんがいたそうで、夏休みのこの時期は、彼女たちも稼ぎ時なのでしょう。 以前、こんな話を聞いたことがあります。 …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

連帯に於けるガバナンスは社会的規範によって維持される

と、いかにも硬そうなタイトルをつければ、まず訪れる人はいないだろうとの判断です。 今回も、仲間だけがいつでも閲覧できるようなエントリーにしましょう。 だから勝手なことを書きます。 さて、ここで前回の続きの二次会のお話です。 どこかでまた、もっと飲もうとの提案もあったのですが、お店を出てみれば、目の前にはカラオケボ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

2020年01月
         1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31   

過去の記事

テーマ別記事

最近のコメント

QRコード