色とりどり


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かれこれもう何十年間も、湯河原を通るたびに、この海の家の看板が目に入る。

気にしなければそれまでのことで、日焼けしましょ、と言うつもりで付けた名前だろうことは想像できるが、有料道路が邪魔して、夏の浜で、実際にこの名前で営業しているかわからない。

誰も指摘しないし、経営者にも自覚がないのだろうから何十年も続いて? いると推測。

幼い頃、母親が「ダッコちゃん」を買って来た。
日本中の多くの人がダッコちゃんを腕に付けて、街中を闊歩する大ブームのさなかだった。
ただそれだけのことで、フラフープやホッピング同様、すぐに飽きた。

ステレオタイプの黒人の描写に「待った」がかかり、問題視されたのは、昭和から平成にかけてくらいの時期ではなかったか。

拙ブログでは今までしつこく冤罪や差別について糾弾して来たが、もう力が尽きた。
だから、過激にならず、ちょっとだけ…。


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その昔、色鉛筆やクレヨンなど、大多数の日本人が「肌色」と呼んでいた色は、「うすオレンジ色」や「ペールオレンジ」や「ライトオレンジ」などに名称が変更されていて、現在は「肌色」だけの色鉛筆も存在する。
(ちなみに「肌色」の代わりの呼称だが、ペンテルは「ペールオレンジ」、他の大手は「うすだいだい」を使用している)

単なる「言葉狩り」と主張する人もまだ大勢いて、日本人として「肌色」の根本基準があるからこそ、肌の色が違っても同じ人間と感じられるはず、だから過剰反応するべきではない、などの意見が出る。

それは単純思考から生じるロジックで、浅い認識だと誰でもわかる。
差別であることを意識せずに使って来たゆえの弁明(にもなっていないが)でしかない。
これらの主張をレイシャルハラスメントと呼ぶ。

肌色は白黒黄色エトセトラだから、まるで色とりどりのゼリービーンズを散りばめたようで、地球で人類が共存しながら暮らすことは楽しいではないか。
髪の色に関しては最初はびっくりしたが、金髪やら銀やら赤やら緑やら様々で、これはこれですっかり慣れたし、スキンヘッドやモヒカンにしても同様で、個性の表出と思えばこれまた楽しい。

この主張こそ正義と吠えるほど破廉恥漢ではないつもりだが、日常の「当たり前」の中に差別が潜んでいることに敏感でありたい。



話は10連休中にさかのぼって、世間で大騒ぎしているのを横目に、久し振りにこっそり里山の時雨亭へ出掛けた。
往復深夜の高速利用だったので、スイスイと快適だった。

結局、強引に引き留められるのを強引に振り切って、二泊しただけで戻ったが、軒を貸して母屋を取られた体というほどのことで、いつでも訪ねられる秘密基地のようなものだからそれもまた良し。

出掛ける前に画材店で水彩絵の具をバラで数種類買った。
なにせ、画材を引っ張り出したら、安物の絵の具だったもので固まっており、水やお湯で溶いても使えなかった…。
仕方あるまい。

絵を描けるなど、この頃はまだ精神的な余裕が多少なりともあったわけで、現在この今になって思い返せばほんの束の間の晴れ間だった。

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かつてのいわゆる「肌色」を作るには、先ず赤と黄色を水で溶いてオレンジ色を作り、そこにちょっぴり青を含ませれば完成する。


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 一里塚跡は此処らし余花の道   時雨亭

 寺町のとっぱづれまで茉莉花の香

 老醜の肌脱ぎ許す妻も老ゆ

 恋猫の恋を忘れて余生かな

 きみと手をつないで帰る花の宵

 世に満つる巧言令色街は余花

 春出水防災無線沈黙す

 麦踏むや向こう三軒貧農家

 破れ土塀ここを跨げと夏の蝶

 良い月がでて明日は八十八夜









         二 十 歳 の 日


      目覚めて君はため息をつく
       一時間 ラッシュアワーに身を任せ
      僕の冷たさに胸痛めるのは
      そうさ こんな時

      各駅停車のもどかしさ
      雨の日 チークタイムに身を任せ
      踊り明かしたのは
      夢のまた夢

      色とりどりの傘の花開く朝
      愛していると言って抱きしめて
      きっと 気まぐれだったんだ
      そうさ 気まぐれだったんだ

      心にもない愛の言葉
      愛が憎しみに変わる





エレキギターのチューニングが素人以下のレベルで赤面!
趣味らしきものは人並みにいくつもあって、でもすべてモノにならず現在に至る。
せめて「趣味は金勘定」と言ってみたい…。



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