表参道イルミネーション


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きれいなおねーさんと二人きりで、二時間ほどカラオケを楽しんでいました。
パフェを少しだけ横取りしながら、さて、次はどこへ行こうかと考えます。
本当はすでに決めているのですが、なかなか口に出せません。


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で、原宿へやって来ました。
表参道のイルミネーションを見たかったのです。
実は数日前に六義園のライトアップを見て、
「こうして江戸情緒の一端に触れるのも、良いものじゃ」
などと思い、
「表参道でもライトアップをしているようであるが、そんなとこはおじさんの行く場所ではない」
と小バカにしていたのです。
だから言い出せなかったのです。
でも強引に来ちゃったのです。
敢えて理由を申し述べるなら、民情視察です。
民のかまどから煙は立ち昇ってはいませんが、その代わり、民衆は電力を大量に消費していました。
薪が炭に替わり、炭がガスに替わり、そしてガスがIHクッキングヒーターに取って代わる時代です。
なるほど、最近の庶民はこのようにキラキラした場所に集うのかと勉強になりました。


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明治通りまで下ると、さすがに庶民の数も増えて、人気スポットであることが分かります。
噂にたがわず、イルミネーションがきれいです。


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きれいなんだけど、接近すると、大量の虫が木に止まっているようでもあり、ちょっと気味悪く思えないこともないです。


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表参道ヒルズの前まで歩いて来ました。
ここは同潤会アパートをぶっ壊して建てたショッピングモールですが、完成した当時は大々的に持て囃されたものの、以後はショップの撤退が続出したと聞いたことがあります。
すでに営業時間は終わって、中を観ることは叶いませんが、円高の折、テナントも入れ替わったりして、今はかなり巻き返しているのでしょうね。
おじさんには関心がないし、たぶん一生、縁のない場所です。


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いくら歩いてもイルミネーションは同じなので、通りを渡ってUターンします。


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ほらね、反対側だって同じ眺めです。
ここは車に乗って渋滞にはまりながら、車内からゆっくり見るのが正解かも知れません。
まあ、それでもシャンゼリゼ(行ったことないけど)を歩くような、お洒落な気分にはなります。
この通りは、たまに昼間に車で通過する程度ですが、こうしてイルミネーションを眺めて歩いていると、夜の原宿や表参道も捨てがたい魅力があります。
だから柄にもなくロマンチックな気分になって、思わず連れのおねーさんと手をつないでみたりしちゃいます。
(^^ゞ


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この歳になると、公衆の面前で手をつないでいる光景は、かなり恥ずかしいもので、思わず人通りの少ない横道に入ります。
少し歩くと「KIDDY LAND」がありました。
ここもおじさんには一生縁のないお店ですが、連れがいてくれるので心強く、勇気を出してエイヤッと入ってみます。


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正直に言えば、まったく興味のない商品ばかりが並んでいます。
それでも社会勉強ですから、最近の流行や購買傾向をリサーチします。
興味ないとはいいながら、中には、
「まあ、これなら我が家に置いても違和感はないな」
と思うグッズもあって、ビミョーに心が揺れます。
そんなこんなで店内を巡回しているうちに、連れのおねーさんが何やら購買してしまったようです。
この場合、おじさんが支払いをしなければいけないのですが、遅れを取り、男として恥ずかしい思いをしてしまいました。
ウットリと商品を見ていたのが敗因です。
(ーー;)


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ラフォーレまで戻って来ました。
このビルも、おじさんには縁のない建物で、ツリーを撮って素通りするだけです。
しかしこのラフォーレ、名前はよく耳にするものの、いったい何屋さんなんでしょうね。
この辺りまで戻ると人の往来が激しく、さすがに手はつなぎません。


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竹下通りに入ります。
思い返せば、最後に訪れたのは、バブル期以前のことです。
その間に何度も栄枯衰勢があり、おじさんの知っている通りとは、まったく別物になっています。
周りを見回しても、おじさんと同年代の男なんて歩いてないし、ここもかなり恥ずかしい場所であることを即座に認識しました。
それでも民情視察ですから、勇気を持って突入します。


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噂のクレープ屋さんが目立ちます。
食べ歩きという言葉はあるけれど、歩き食べをしている若者が通りを闊歩しています。
歩き食べはしたくないけれど、食べてはみたい。
ここ原宿に限らず、クレープ屋さんのクレープを、一度は食べてみたかったのです。


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自分で注文するなど、天地がひっくり返っても出来ない相談で、ならばと連れに依頼して、代理注文してもらうことにしました。


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連れはシーザースサラダのクレープをオーダーしたようです。
若いおにーさんが見事な技術を駆使して生地を焼いています。
その高度な技に見惚れます。


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待つこと数分、完成品がコレです。
クレープといえば、甘ったるい食べ物という印象がありましたが、こんなメニューもあるんですね。


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ここは東郷神社の西参道でもあるらしく、通り抜ける人も多いのですが、薄暗いのを利用して、夜陰に乗じて出来たてを頂きます。
おじさんはただ注文してみたかっただけなので、おねーさんからひと口だけ貰いました。
美味しいです。
小腹が減った時にはちょうどいいサイズでもあります。
「小腹」の「小」とはなんだ、などの考察は控えます。


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改めて竹下通りを眺めると、ロッテリア、マック、ネットカフェ、吉野家などが目立ちます。
かつてはお洒落な場所であったこの通りも、容赦なく時流に合わせて変化してしまうんですね。
おじさんとはもう縁のない土地だから関係ないけれど、これからも中高生たちに支えられて栄え続けるのでしょう。
荘厳な明治神宮の森のすぐ隣にあることが面白くもあり、またちょっと違和感もありで、それは通学路の途中にラブホが建っているような、ごった煮文化の東京を象徴しているかのようにも思えます。


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人混みを離れ、薄暗い代々木公園でまたおねーさんと手をつないじゃったりしながら少し歩き、早々に退散した夜でありました。
それにしても東京という都市は、軽薄だったり重厚だったり、様々な表情を見せてくれて面白い街です。


総評。
1 表参道はともかく、中年世代は竹下通りに入ると絶対に浮きます。
2 手をつなぐのは、人通りの少ない場所を選びましょう。
3 巣鴨の地蔵通り商店街の方が、よっぽど楽しめます。
4 でも、表参道のイルミネーションは一見の価値があります。
5 クレープは美味しいです。

おしまい。


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