酒呑むなの御意見なれど


「君の瞳に乾杯」 などのキザなセリフはハンフリー・ボガードじゃないから小っ恥ずかしくて、それこそ拷問にでも掛けられなきゃ言わないが、「愛してる」は、大昔に2度ほど(要するに2人)ささやいたことがある。

他にも、「今まで君を愛した誰よりも君を愛してる」などと、すっとぼけたセリフを申し述べたことがあります。
ああ、恥ずかしいぞ…。
妻が見ると思われるので、やっぱ、や~めた!
命は大切にしましょう。
世界平和は、最小単位の個人の平穏の蓄積がベースになるのです。

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で、年長の友人Aに誘われて、ワインを飲ませるお店へ来た。

彼はかなりの左党で、2ヵ月ほど前にビール&焼肉を3日間続けたら痛風で起き上がれなくなり、2週間静養し、以後、ビールとはおさらばして、家では大豆食品やヒジキなどの海藻類ばかり食わされているとぼやく。
(ちなみに、3月には足首を骨折して2ヶ月間自宅で引き籠っていた満身創痍の高齢者である)

それでもお酒はやめられないから、焼酎一本やり生活になった。
ついでにいえば、ワインもセーフなんだそうな。
お酒をほとんど頂かない私にはどうでもいいことだが、そんなこんなでこのお店に連れられて来た。

とはいっても私は彼を横に乗せて運転して来たので、正確には私が彼をお店に連れて来たことになる。
こんなところで引っ掛かっていては進まないので割愛するが、昼過ぎに彼から連絡があり、友人B(こちらは糖尿病でぶっ倒れて入院の経験あり)の父親が90歳で亡くなったという。

10ヶ月の闘病生活で、ほぼ秒読みの状態だったから、Bも覚悟の肚が据わっていて、淡々としたものだった。
今日が仮通夜。
明日からはちと用事があって通夜も告別式にも行けないので、2人で取るものも取り敢えず、お悔やみに出掛けた次第。

画像年寄りはピンピンコロリを願うが、看取る側にしてみれば突然逝かれると大混乱になる。
だから10ヶ月くらいでちょうど良かったと友人Bは語った。
互助会に入っていて良かったとも言う。

葬儀屋さんとの打ち合わせで、200万円ほどの出費、後はなんだかんだで総額300万円を見ているようだ。

父上は浄土真宗、残された88歳の母親は日蓮宗。
どちらの檀家でもないので、お坊さんを呼ぶにも葬儀屋さん任せにするらしい。

お布施の相場もこっそり教えてくれたようだ。
10ヶ月間の看取りで一番助かったのは、心の準備が出来ていたことだと頷いてみせた。

それでも今日までに解決できなかったのが相続問題で、こればかりはしばらく苦労するだろうとの予想をしていた。

彼は長男だが、母がいて姉がいて親戚がいてと、指折り数えて嘆息する。
その帰途である。

画像ワインとチーズやサラミでチビチビやるのだが、チーズもサラミも痛風には良くないんじゃなかろうか。

その辺りは本人が一番自覚してるだろうからと見ていると、ネズミが齧るようにちょこっとだけ口に運んでいる。

こちらはジンジャエールなんぞをグビグビやりながら、この店、暗いなぁと、周囲を眺め回しているだけである。

そのうちに彼は、ちょっと外で一服してくると言って店を出て行った。
タバコ飲みには厳しい時代になった。

都知事のみどりのおばさんは、国よりも厳しい受動喫煙対策を講じるらしいが、戻って来た友人によると、この店の従業員も一服しに出て来てたとのこと。
確か、従業員の受動喫煙防止も謳っていたから、2人でぼやき合ったらしい。(笑)
もっともらしい御託を並べても、タバコやめますか、税収あきらめますか、の二者択一のせめぎ合いに見える。

ワイン、意外にイケるねえとご満悦。
私はチーズとサラミの大半を平らげた。

友人Bには申し訳ないが、相性の良い気の合う男同士だから、仮通夜の帰りでも本当に楽しかった。
もちろん私は一滴もアルコールを口にせず、彼を家まで送り届けた。

受動喫煙の件は了解した。
では飲酒運転撲滅に向けて、都がやることはないのか。
これも命にかかわる重大なことだぞ。

彼VS女子高生の面白い話もあって、「生まれて初めてスケベじじい、ケチおやじって言われたよ」のネタは、いずれ気が向いた時にでも…。

19歳の時、付き合っていた女性と箱根塔ノ沢温泉の旅館で、デキャンタのロゼと一合の冷や酒をチャンポンして潰れたことがあります。
甘い言葉はささやきませんでしたっ。
(飲む打つ買うの三拍子は20歳で卒業するものです)


 



                     ロ マ ネ コ ン テ ィ

                                    詩   秋山 賢治
                                    曲   時 雨 亭


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先日、古い書類を整理していたら、上の歌詞が出て来ました。
思い返すのも面倒なほど昔のことで、おそらく35年~40年前のものです。

ライブに新曲を数曲やろうということになって、後輩から20編近くの歌詞を渡されました。
中の1曲か2曲は完成させてライブでやったと思うのですが、それも今となっては曖昧です。

でもさすがにコレはボツにしました。
バンド向きじゃないでしょう。

それでもこの中途半端なテンポがイケナイんだと、テンポを落とし、ガットギターでボサノバ調に録音し直したのですが、その音源が不明(おそらくテープが延びて捨てたのでしょう)で、初案の音源を晒します。

もしこのスタイルを踏襲するなら、スリーフィンガーで弾き、やはりアコギの12弦ギターでリードをつければもう少しは聴ける曲になったのではと、今更ながら思います。

40年近くも昔の自分の声は恐ろしい
酒焼けした声の人が羨ましかった…。


 文月や六日も常の夜には似ず    はせを


明日は七夕。
旧暦の句なので、現在から約1カ月半ほど季節がずれますが、そうだったかと素直に鑑賞しましょう。
戻り梅雨の中、外では酔っぱらいの嬌声とヘリの音がやかましい夜です。

この記事へのコメント

美代子
2018年07月07日 17:46
>(飲む打つ買うの三拍子は20歳で卒業するものです)
ぎゃあ~。19才で女性と箱根にお泊りですか。何という早熟なんでしょう。19才の私はかりんとうを齧りながら漫画読んでました。色気もくそもなくて、胸はぺちゃんこで、誰からも誘われず。。。それでもその後は一人前にストーカーに待ち伏せされる日々。家の裏へまわって、靴とバッグを塀の中へ放り投げて、スカートのまま塀をよじ登って帰宅するありさま。すさまじかったですね。笑。
ほっこり
2018年07月07日 19:26
素敵な声に癒されます。♪
上質の正絹に包まれたような幸せな気分です。(*^^)v
時雨亭
2018年07月07日 23:14

 センセ、こんばんは。確かに早熟ではあったのでしょうが、そのツケは終焉も早いということです。トホホのホ。
 正面も背中もわからない胸であっても、勝新にナンパされたくらいの美貌を以ってすればモテて当然です。どこかですれ違っていたら、私だってセンセのストーカーになっていた可能性だってあったかもしれません。何しろ年上のきれいなお姉さんに憧れる年齢でしたから。でも金蹴りを入れられて悶絶して、片想いもあっけなく終わったでしょうけどね。(笑)
 センセは以後、人の三倍は充実(苦労)した人生を歩まれ、数多の経験を採り込んで血肉にしたのですから、人生、結果オーライなのだと思います。
時雨亭
2018年07月07日 23:16

 ほっこりさん、こんばんは。
40年も昔の声ですよ、40年も…。現在の声を聞いたら、きっと悪寒が走って寝込むこと確実でしょう。それでも私も単純な人間ですから、「幸せな気分」とかの感想を頂戴すると、単純に木(サルスベリ)に登って、ズルッと落っこちてしまいます。(笑)
きらら
2018年07月08日 00:45
この声で囁かれたらへなへなって腰砕けになっちゃいますね。
時雨亭
2018年07月08日 07:18

 そのような症状を一般的には老化というようです。今度の研修会の時に「お嬢さん、ダイエットしましょ」と耳元で囁いて差し上げましょう。

 豆太郎さんとは早い時期に連絡が取れていました。そちらにも連絡が行ったでしょう。どこまでも冷静な人物ですね。何はともあれ、胸を撫で下ろしているところです。詳細はメールにてよろしく。
豆太郎
2018年07月08日 11:00
かつては田園地帯だった土地に人が住み始めて『洪水危険地帯』になったのですから、人災とは言わないまでもそれなりの覚悟は必要でしたね。田圃は水を引くために河川より低地にありますし、そんな土地を避けて高台に家を建てれば、今度は山を背負う事になります。50年に1度と聞かされれば確かに雨の勢いは凄まじいものでした。人間の油断はさて置き、見慣れた風景が一変しているのを目の当たりにすると、逆に現実感が失せるものですね。友人宅数軒も水没しました。これから気持ちを切り替えて今回の災害と向き合う事にします。そうですね、後はメールにて皆さんに連絡や報告させて頂きます。遅くなりましたが我が家も家族も無事です。
mariko
2018年07月08日 12:14
豆さん、ご無事で何より・・・。
そんな場合じゃないでしょうけど、
ボーイソプラノ聴いて笑顔を取り戻しましょ。
ファイト!
時雨亭
2018年07月08日 15:37
携帯が繋がるだけでも僥倖と思えるような状態なので、後はスマホを持っている皆さんが生命線です。遠方でも力になってあげてください。