絶賛渋滞中


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地域によって初夢を見る日が異なっているようだが、我が家の場合は昔から二日の夜と決まっている。

昨夜、珍しくリアルな映像の、妙なストーリーの夢を見た。
今夜も見られるかは寝てみないとわからないので、昨夜の夢を初夢とすることに決めた。

その昨夜の夢を反芻しながら、富士山の見えるポイントまでやって来た。
年に何度か訪れるお馴染みの場所である。

暖冬のせいか、雪が少ないのは物足りないけれど、中腹から裾野にかけて春霞のような雲がまとわりつき、頭を雲の上に出した、いかにも新春ですよと言わんばかりの、模範的で穏やかな初富士の眺望である。

初夢は富士でも鷹でも茄子でもなかったが、夢の中の私はずいぶん若返っていた。
だから初夢は正夢になるなんてことはないのだ。
良かった、また人生をやり直すなんて、考えるだけでも恐ろしい。

と、余裕をかましている場合ではない。
今日は1月2日。
これから魔のUターンラッシュに突入しなければならないのだ。
二泊なんて、あっという間に過ぎ去ってしまった。

どうせ帰るのなら来なきゃいいのに、それがわかっていながら来たのは学習能力がないからだ。
それは箱根駅伝にも当てはまりそうだが、多くの人が楽しみに応援しているので、選手諸君よ、箱根に行きなさい、そして明日には大手町へ帰って来なさい。

やがてもっと富士山に接近し、見事な富士山も拝めたが、何しろ東名に乗るのが遅ければ遅いほどドツボにはまるので、停まって写している場合ではない。

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とにもかくにも御殿場までは順調で、足柄SAでトイレを済ませ、行列に並んでマックを買い込んだ。
行列は嫌いだが、どこもかしこも並ばなければ食糧を手に入れられないのだから、マックの行列も配給食糧の支給待ちとあきらめた。

駐車場越しに金時山。

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さて、右の画像だけは以前のもので、消費税率がまだアップする前のときに写してあった。

いよいよ来年四月に迫った税率再アップの予定を見据え、このところ与党間で軽減税率の線引きをどうするかですったもんだの様子。

外食なら10%、テイクアウトなら8%のままということらしいが、そうなったらテイクアウトで注文し、「あ、気が変わりました」と言って、店内で食べてしまおうなどと、セコいことを考えてしまった。

まあ、そんな禁じ手はしないが、気に食わないのが「軽減」の使い方。
軽減ではなく、この場合、明らかに「据え置き」と表現するのが正しい。
誰にでもわかるこんな幼稚園児騙し程度にしか通用しない言葉のロジックで、国民を飼い慣らそう、順応させようとの目論見が気に食わない。

大手メディアが軒並みお上の言い回しを踏襲するわけは明白。
駅売りの新聞は税率が上がったとしても、国家のポチに徹したお蔭で宅配の税率は据え置きになった。
良かったね、ずっと軽減と表記していてさ。

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予想通りの渋滞である。
これは以前と同じパターン(参照 1)であるなと思い出した。
だから労を省くため、もうこれ以上は書かないことにした。

ナビの画面で箱根駅伝を観たり、迂回ルートを無駄に検索したりで時間を潰す。
四囲のご同輩も同じようなものだろう。
フィレオフィッシュをコーヒーで流し込みながら、早く帰りたいなあ、と単純に思う。
思うが、その通りにならないのが、世の中の条理というものである。

結局はこの渋滞にはまってじわじわ進むのが一番早いのだ。
急がば回らない。
この歳になると、おおよそのことには達観してしまうのである。

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それにしても、かつては渋滞にはまっている人たちをとことん揶揄してしまった(参照 2)ことを深く反省している。
傲岸不遜であった。
済まなかった。
最近はなぜか謝ってばかりだ。
まことに遺憾である。

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渋滞を抜けても、早々と明日が仕事始めである。
この先しばらくは、びっしりと予定が詰まっている。

そして多分一年後もまた、渋滞にはまって同じことを繰り返すのである。
でもすでに達観してしまった身だから、何もかも許そう。
第二東名が御殿場以東に延びるのは、いつになるのだろう。

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東京料金所からは首都高の渋滞である。
反省も忘れ、千葉ナンバーを見れば、
「何で東名の上り線にいるんだよ、房総の方が近いだろ!」
関西方面のナンバーを見れば、
「新幹線使え!」
などと毒づいている。
達観はどこかへ消え失せてしまった。

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シジフォスの岩の如き渋滞。
どこまで続くぬかるみぞ…。


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