ガンバラナイけどいいでしょう
自宅で箱根駅伝をテレビ観戦していると、友人から写メが届きました。
去年今年と思わぬ番狂わせで、観る方も力が入ります。
頑張っているランナーと、頑張って応援している友人。
正月早々ソファーに寝転んで、ミカンを頬張りながらテレビ桟敷で観戦して頑張っていない私は、何だか後ろめたさを覚えます。
ゴールを見届け、さてCDでも聴こうかとかけたのは、吉田拓郎のアルバム「午前中に…」の一曲目、「ガンバラナイけどいいでしょう」でした。
内容はネガティブですが、これで自分を慰めました。
そういえば、ネガティブに対してポジティブとかの言葉を、世間さまが使い始めてもう何年も経ちますが、いまだに違和感を持っています。
ネガに対してのポジは当然なんだけど、以前は「プラス志向」、もっと前は「前向きに」などと使っていましたよね。
それがいつの間にかネガポジになって、一種の流行のようです。
「リベンジ」などはもう当り前で、世間さまも食傷気味のご様子。
最近はもっとカタカナ言葉が勢力を拡大して、「リスペクト」などというようになりました。
これは「尊敬してますよ」的な意味で使っているのでしょうが、
「ボクはあのアーティストをリスペクトしてます」
なんて言ってるのを聞くと、私は一瞬で脱力してしまいます。
当のご本人は、当然カッコイイ言葉として使っていて、それを「カッコイイな」と受け止める人もいるからなのでしょう。
はじめて耳にした時は、一瞬、何のことだか判りませんでした。
まあ、言葉は時代とともに変化(進化ではないように思えるんですけど)するものだから、仕方ありません。
正月からあんまりブツブツいっても、頑張ってない私に説得力なんてないですね。
そこで一年の計を立てました。
今年は頑張っている人をリスペクトして、ポジティブに生きるぞ!
てなわけで、本年もよろしくお願いします。
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