兄が肺がんで逝って今日で満七年。
産まれた瞬間に、生あるものは必ず死の契約をする。
契約を交わす相手は神か悪魔か知らぬが、誰もそれを逃れることは出来ない。

告知の夜、兄は一晩中、窓からの夜景を眺めていたと、看護師に聞いた。
恐怖に狂乱するのも人間。
粛々と現実を受け入れるのもまた人間。
後日、兄はその一晩で死を静かに了解したと語った。

細胞が変異してがん細胞になり、増殖と転移で自身を死へと導く。
なんと愚かな変異だろう。

肺がんの末期は激痛との戦いだ。
負け戦を承知で兄は病魔と闘い、痛いとは絶対に口にしなかった。
立派な終焉だった。

生きるということ。
残された者に突き付けられた課題は大きい。

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この記事へのコメント

DR.イッコー
2008年07月06日 08:23
志半ばで去った人に対して、残された者が
出来る事っていったい何なのでしょうね。
日々だらしなく生きている自分に大いに
反省しています。
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