この一冊


発行されたのが初版3000部のみという貴重な本を、書庫の奥から抜き出して久しぶりに再読した。
腰巻にも謳っているように、名もない一庶民の、戦前、戦中、そして戦後の旅を中心とした内容である。
旅や登山がメインであるが、この本の価値はそればかりではない。
戦後の食糧難を買い出しなどで必死に乗り越えて家族を守り、激動の昭和をたくましく生き抜いた著者自身の生きざまの記録でもある。
「たくましく」と書いたが、明日の食料にも困窮する、それこそ綱渡りのような日々の繰り返しには、読み手をも引き込む危うさが満ちている。
ネットで検索すればまだ手に入るようだが、ぜひ文庫化して多くの人に読んで貰いたい一冊である。


画像

著者の長谷川末夫氏はすでに亡くなられてしまったが、ご子息がこの本をブログで紹介している。
タイトルは「旅と山登りと買い出しと
生原稿を公開しているので一見の価値あり。




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