哲学するヤギ
町からの帰りに妙法牧場を通りました。
ここではホルスタインの他に、何故かヤギがいます。
都会では見ることの叶わない広大な空と台地を住処とするこの生き物は、偉そうにメスでも髭など生やし、深くこの世の真理を考えているのかも知れません。
ヤギさんを侮ってはいけない気がしました。
地球誕生から46億年。
観測可能な宇宙の果てまでが137億光年。
ゴム風船が膨らむ如くに宇宙は光速で膨張しているらしい。
遡れば初期宇宙は極小だったことになる。
その最初がビッグバン。
ほとんど無に近い状態から有が生じた訳だ。
だが膨張はいつか必ず収縮へ転じ、始点へと回帰するだろう。
有が無となる。
地球も全生物も無となる。
「宇宙の果て」
という概念は存在しないという。
素人が一番理解し難い部分である。
「無」はあくまで「無」だ。
「概念」という言葉も曖昧だ。
反動で再びビッグバンが起こり、宇宙は再膨張し始める。
するとまた生物は誕生するのだろうか。
回答を確認できないことを考えている。
無限という言葉を使ってしまえば、時間は無用となるのか。
否、「無」の中でも「時間」は存在するのか…。
我が銀河系の惑星で、知的生物が存在する確率は14個らしい。
銀河系の直径は約10万光年。
その中で14個が均等に位置すると仮定すれば、一番近い惑星まで約7千光年。
だから今、地球から光速と同じスピードの電波を送れば、その惑星へ電波が届くには7千光年かかる。
その時点で知的生物が直ちに返信しても、地球側の受信はやはり7千光年先。
合わせて1万4千光年だ。
距離を光速時間で表す概念は遠大だが、我が銀河系内だけでこれだ。
いったい、宇宙とはどれほど広いものなのだろう。
ヤギさんは以上のことを物理的な観点から哲学していたに違いない。
ところで「東京ドーム何個分」という表現がある。
ドームの敷地全体か、またはグラウンドの中だけの広さなのか誰も教えてくれないが、みんな判っているのだろうか。
ドームに行ったことのない人も、それで納得しているのなら羨ましい限りだ。
で、妙法牧場は東京ドーム何個分?


この記事へのコメント
世間では皆さん、それで大きさを納得するようです。
もっと明確な対比基準が必要ですね。
ドームへ行ったことの無い方もいるのですから。
で、北海道は東京ドーム何個分でしょうか?(笑)