阿弥陀堂だより


北林谷栄、寺尾聡、樋口可南子主演の映画。
飯山市の山里にある方丈のオープンセットを解体せずに一般公開しています。
無料で誰でも入れるのですが、各所に塩ビのパイプなどが多く使用されています。
眺望は良いのですが、真裏に陰気な藪があり、住環境はあまり良いとは言えません。
人生を達観した世捨人向き物件のようです。
もちろん売りには出ていませんが…。

画像


画像


画像


画像


画像

人間稼業を長く続けていると様々なものが溜まる。
お金が貯まれば良いのだが、我が身の周りには不必要なものばかりがあふれ返っている。
それは物であったり、時に人間関係であったりする。
仁成館滞在中、ふとそんなことに気付いた。
そしてこの方丈の庵である。
必需品だと信じて疑うことのなかった生活用品。
例えば電化製品や車がそうだ。
パソコンも然り。
不便には違いないが、無くてもどうにか暮らして行くことは出来る。

歳と共に溜まるものは、逆に歳と共に減らして行くべきものなのではないか。
小難しいことを言うつもりはないが、無くても済むものは無くて良い。
余分なものを削ぎ落として行くと、たどり着くのはこんな環境での暮らしかも知れないと思った。

映画は四季の移ろいを淡々と描いていたが、大きなストーリーがある訳ではない。
事件と呼ばれる類のことは何も起こらない。
何も起こらないといえば花袋の「田舎教師」もそうだ。
目立たず驕らず羨まず、そんな一生を全う出来たらどんなに素敵だろう。

年間の半分近くを、何の不便も感じること無く仁成館で過ごしたのも、それらの憧れの擬似行為だったと言える。

快適な田舎暮らしの定義は人それぞれ。
今の私は煩わしい人間関係も含めて周りの余分なものと決別し、里山でこんな庵を結んで不便を楽しむゆとりが欲しい。

でも豪邸に住んで良い車を乗り回し、美味いものをたらふく食べ、メグ・ライアンチェ・ジウみたいなきれいなお姉さんたちに囲まれて愉快に暮らせたら、これはこれで最高の人生なんだろうなあ。



ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

なるほど(納得、参考になった、ヘー)

この記事へのコメント

2022年12月
            1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

過去の記事

テーマ別記事

最近のコメント

QRコード