タコ部屋紹介


快適に寝起きしている自室ですが、主人は「タコ部屋」と呼びます。
一年の半分近くを過ごし、一日の仕事を終えてホッとする空間です。
暇な時はここで読書し、ギターを弾き、CDラジカセで音楽を聴いて疲れを癒します。
もう第二の自宅といっても良いでしょう。

画像

当時はお見苦しい写真を公開してしまい恥ずかしい限りだったが、こうして改めて眺めるとあの夏が鮮やかに甦って来る。
誠にメリハリのある夏で、ドピーカンの日は鳥甲山の岩肌がジリジリと焼け、落石でもあると硝煙の臭いが漂って来そうだった。
一転して夏雲が湧くと、夕立は岩をも穿つ勢いで和山全体に大量の雨をばら撒き、川を瞬く間に増水させて、轟々と中津川をせめぎ合いながら下って行く。
そしてまたすぐに太陽が姿を現し、焼けつくような陽射しを浴びせかける。
午後の休憩のひと時を部屋で過ごしながら、
「今日これからやって来るお客さんも大変だろうな」
と、窓の外を眺めて心配する。

『どこで寝起きしてるんですか』
お客さんによく訊かれた。
その場に主人がいれば、
『ああ、彼はタコ部屋暮らし!』
と答えてしまう。
お客さんはどうリアクションを取ればいいか判らずに目を丸くする。
『でも彼は従業員じゃないんだ。れっきとしたウチのお客さんで、忙しいもんだから手伝ってもらってる』
お客さんの頭はもう混乱するばかりだ。
それでもどうも先入観というものがあるらしく、布団部屋とか階段下の物置部屋で寝起きしていると考えているらしい。
仁成館にはいわゆる「隠し部屋」が何室かあった。
隠し部屋なので明らかには出来ないが、年季の入った客室棟とは違って、割と新しい棟の部屋で起居していた。
狭く見えるが板の間も含めて十畳の広さがあり、友人がやって来てその分の布団を敷いても余裕だった。
冷暖房エアコンはあるが、窓を全開にすると涼風が入り、冬にはコタツと電気毛布で快適な部屋で、こうなるともう自宅同然である。


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