時雨亭往還

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zoom RSS 柚子の大馬鹿十八年

<<   作成日時 : 2017/12/22 18:00   >>

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画像
今年は柚子の当たり年らしく、収穫の手伝いをしたら、商品にはならないブサイクな柚子を大量に頂いた。

昔、秩父の札所巡りの途中、歩き遍路をしていたら、どこのお寺か忘れたが、すぐ近くの無人スタンドに柚子が置かれてあった。

かなりの量で、100円かとよく見れば、驚いたことに一袋10円だったので感激してしまった。

手に取ると大小さまざまで、ブサイクばかりだったが、皮をすりおろして風味付けにするには多すぎるし、ジャムにしようとの考えも浮かばず、何しろ歩きだったので、その重さで断念した。


 桃栗三年柿八年柚子の大馬鹿十八年


小学生の頃、何かで壺井栄さんの色紙を見る機会があって、柚子の絵とともにしたためてあった。

実が生るまでそれほどの年月はかからないだろうが、当時は「柚子ってのんびり屋さんなんだ」と、成長の遅さを信じた。

画像ジャムや柚子味噌も手作りしてみたいけれど、例によって面倒くさがり屋の性癖が、どうせ作らないんだろと勝手に脳内会議を開き、ネガティブな意見が大多数を占めた。

ならば柚子湯しかないではないか。

普通は二つか三つを適当に輪切りにして浮かべるだけだが、他に使い道も思い浮かばず、湯船に全投入。

これだけあればこれから死ぬまで風邪など引かないだろうというくらいの量になり、湯面が隠れた。

右往左往、押し合いへし合い、にぎやかである。
柚子の中から私の頭だけ出ている絵はシュールだろうし、ブサイクどもはアゴを触ったり肩に乗ろうとするので邪魔くさい。

もったいないから時間をかけて湯に浸かり、あれもこれもと柚子を湯船の中で揉みしだく。
するとブヨブヨになり、柚子のエキスが湯に溶け出して、効果倍増の手応えだか肌応えの様相を呈して来た気配。

湯殿はもちろん、柑橘系の香りに満ち、すこぶる贅沢である。

あまりにも気持ちいいので、ずいぶん長湯してしまった。
役目を終えた柚子は、明日にでもコンポストに入れて、上から落ち葉や鶏糞でも掛けてしまおう。

ところでこの残り湯、洗濯に使えるのだろうか。


 不細工が押し合ひてゐる柚子湯かな    時雨亭

 明日の米は研いだ冬至湯で一日終はりぬ    同
 

明日から日脚が伸びる。
日時計でも作ってみようかと考えたら、再び脳内で会議が再開された模様。

ちゃんとした柚子も三つ残してあり、これはきちんと料理に使うつもり。
干した皮で柚子胡椒なんてどうだろう?
……面倒くさい気がする。。。

二十年前までは一族郎党で年末年始を奥多摩の料亭旅館、「ゆずの里 勝仙閣」で過ごし、名前の通り、柚子尽くしの料理&おせちを食べたが、グラタンや柚子の刺身こんにゃくなどくらいしか覚えていない。

囲炉裏の灰もあるし、こんにゃく玉も頼めば頂けるから、1から刺身こんにゃくでも作ってみようか。

こうして、書いてイメージするからいけないのであって、抵抗勢力に気づかれぬよう、無心で事を進めるに限る。
カボチャはお昼に食べた。


 詐欺メール来る冬至南瓜を断ち割らん    時雨亭


ちょっと腹立たしかった。
十八年間くらい反省して欲しいよね。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは!
過去の俳句ブログまで気持ち玉を
有難うございます<(_ _)>
みなと
2017/12/24 14:49
こんにちは
こちらこそありがとうございます
時雨亭
2017/12/24 15:38

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